1月12日、第97回全国高校サッカー選手権準決勝が埼玉スタジアムで行われ、青森山田(青森)が尚志(福島)との58年ぶりとなった東北勢の4強対決をPK戦の末に制し決勝進出を決めた。
 2016年度以来の日本一を目指す高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグEAST所属の札幌内定MF檀崎竜孔、福岡入団内定DF三國ケネディエブス、MFバスケス・バイロンら多くのタレントを擁する青森山田と来季からプレミアリーグに参戦するU-17代表の2年生FW染野唯月擁する過去の選手権王者を次々に退けてきた尚志(福島)の東北ダービー。
 26分、セットプレーからFW染野が決めて尚志が先制に成功する。対する青森山田も56分にMFバスケスが倒されPKを獲得。これをMF檀崎が決めて同点に追いつくと、63分には左CKをDF三國が合わせて鮮やかに逆転に成功する。しかし、ここから尚志が68分、73分とFW染野が連続ゴールを決め勝ち越す。何としても同点に追いつきたい青森山田は87分に投入されたばかりのFW小松慧が値千金の同点弾を決め再び同点に追いつき、勝負の行方はPK戦に委ねられる。このPK戦を制した青森山田が2016年度以来2年ぶりとなる決勝進出を決めた。

▽第97回全国高校サッカー選手権 
第97回全国高校サッカー選手権日程結果