AFCアジアカップUAE2019で4強入りを決めた日本が1月28日にイランとアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国のアル・アインにあるハッザーア ビンザイード スタジアムで対戦する。
 中東の有力産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)は、7つの首長国により構成される連邦国家だ。首都はアブダビ。アブダビ首長国とドバイ首長国を中心に湾岸諸国の中で最も経済発展と国際化が進んでいる。7つの首長国の中で、一番日本人にとって馴染み深いのは世界を震撼させた米リーマン・ショック発生の翌年の2009年のドバイ・ショックの震源地ドバイ首長国だろう。高さ828m、世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」やドバイ・ショックの引き金になった不動産開発大手ナキールが手掛けた海洋リゾート島「パーム」、ペルシャ湾に浮かぶアラブの伝統的な船「ダウ船」の帆をイメージして作られた世界最高峰の7つ星ホテル、「バージュ・アル・アラブ」など、潤沢なオイルマネーなどの投資資金の流入によって建設された近未来都市の華やかさは見るものを圧倒する。
 サッカーに目を向けるとニールセン スポーツの2017年の調査によれば、UAEの人口の80%がサッカーに関心があるという。今大会のUAEは日本と同様にベスト4入りし、29日に決勝進出をかけてカタールと対戦する。悲願の初優勝まであと2勝、そして地元開催ということもあり現地でのボルテージはさらに高まっている。そして、日本時間28日夜に日本は決勝進出をかけてイランとの一戦に臨む。キックオフ時の現地の予報は晴れ、ベストシーズンということもあり、気温は26℃だ。