平成最後の日として、列島が沸いた4月30日。5月1日午前0時に皇太子徳仁さまが皇位を継承し、新天皇に即位された。これをもって30年と113日続いた「平成」はその歴史に幕を閉じ、「令和」がはじまった。天皇の退位は憲政史上初めてで、江戸時代の光格天皇以来202年ぶりとなる。
4月30日をもち退位された天皇陛下(明仁さま)は「上皇」に、皇后さま(美智子さま)は「上皇后」となられた。新陛下は126代目の天皇。戦後生まれの初めての天皇で、憲法に規定された3人目の「象徴天皇」となった。また、大学院在学中に英オックスフォード大学で学び、留学経験のある初めての天皇となる。平成時代に別れを告げ、いよいよ、新しい時代の幕開けだ。