8月22日、第101回全国高校野球選手権記念大会の決勝戦が阪神甲子園球場で行われ、星稜(石川)と履正社(大阪)が夏の日本一をかけて激突した。

 共に勝てば初優勝となる令和初の夏の全国大会決勝。星稜は3-3の同点で迎えた8回にプロ注目の最速154キロ右腕の奥川恭伸が1死三塁のピンチを招き、野口海音に中前適時打を打たれ勝ち越しを許すと、この回にさらに1点を追加され2点のビハインドを背負ってしまう。結局このままスコアは動かず5-3で履正社が勝利し、春夏通じて悲願の初優勝。大阪勢としては昨年度の大阪桐蔭に続いて2年連続14回目の優勝となった。一方、星稜は執念の同点劇も実らず。同校初、石川県勢としても初となる全国制覇を逃した。なお、敗れた星稜はサッカー部が2014年の全国高校サッカー選手権で高校日本一に輝いている。