第98回全国高校サッカー選手権大会に出場するツエーゲン金沢加入内定のMF田路耀介とDF高安孝幸を擁する全国初登場となる興國(大阪)の対戦相手が全国総体で2016、18年度で3位に輝いた昌平(埼玉)に決定した。

　抽選会を終えた内野智章監督は関西人らしくユニークなコメントを連発し、周囲に笑いを振りまいていたが、その目は闘志でみなぎっていた。

内野監督：もう1回抽選をやらせて欲しいです。対戦相手が強すぎるんで。選手権もう少し楽しみたかったですよ。（昌平の）映像見たくないです。トウジ、アホちゃうかホンマに…

田路主将：僕もビックリですよ（笑）

内野監督：なんで壇上で「僕、不正したんでもう1回やらせてください！」って言えへんねん、大阪人やのに。チャレンジ出来る相手ちゃうやろ！

田路主将：（爆笑）

内野監督：ただ、2年は相手が強ければ強いほどテンション上がるタイプ。3年はトウジふざけんなと今頃思っているでしょう（笑）

――初戦、昌平の印象は？
試合はさせて頂いたことないですけど、非常に尊敬していますし良いチームだという印象です。

ーー遂に選手権の舞台ですね。
運を呼び込むために真面目に生きたら運が良くなったって感じです。色んな所でお話しさせてもらっていますけど、今年のスローガンは"笑顔と細部”。笑う角には福来たる、細部に拘って勝利の女神を呼び込もう。神頼みでここまで来ました。

――チームの状況は？
3年生がめちゃくちゃ良い奴ばかり。チームの雰囲気は間違いなく良い。最終学年の3年生が出れていなくてもチームのことを一生懸命やるので、それを見ている元気の良い2年生が責任感を感じてピッチで頑張るといった構図。予選の決勝もだいぶやられていたんですけど皆で粘って、最後2年生のエース2人が点取ってるんで、そういう雰囲気はある。

　注目のカード、興國対昌平は来年1月2日に行われる。