川口能活氏「オンラインエール授業」のスクリーンショット

 全国高等学校総合体育大会全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」の一環として行われた「オンラインエール授業」。5月27日は、同授業の講師としてサッカー元日本代表GKの川口能活氏と、2004年アテネ五輪代表のDF那須大亮氏が登場し、神奈川と新潟、山口、沖縄4県のサッカー部員たちに向けてオンライン授業を行った。

 新型コロナウイルスの影響でインターハイが中止。全体練習ができなかったりと、不安な日々を過ごす高校生の質問に対し、両氏は自身の高校時代を振り返りながら回答した。川口氏が「この悔しさをバネに新しいモチベーション・目標を立てて何かを成し遂げてほしい」と話せば、那須氏は「努力の工夫はするべきだし、努力しないと夢に行き着くことはできない」とアドバイスを送った。

那須大亮氏「オンラインエール授業」のスクリーンショット

 活動再開した時に、より意識すべきことについて川口氏は「体が元気な年代ではあるので、体を動かしたりトレーニングをしたいという気持ちは理解できるんですが、やりすぎないこと。まずは部活動が再開した時にはみんなとサッカーができる喜びをかみしめて欲しいと思います」と語った。那須氏は「限られた時間の中で、何をするか。しっかり考えて何をするかが大事です。無駄な時間はないので、1分1秒を無駄にせずに大切にトレーニングに取り組んで欲しいと思います」とエールを送った。

▽「明日へのエールプロジェクト」
「明日へのエールプロジェクト」