九州地区の会場となる大津町運動公園(写真=大津町運動公園提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、プロ・アマチュア問わず、スポーツ界は数か月に渡り活動停止。そして、アマチュアサッカー界でも全国大会が相次いで中止となり、選手たちにとってはアピールの場、プロ・大学などのスカウトにとっては視察の場が失われている。

 そんななか、8月に九州地区、中国地区、関西地区、東海地区にて高校3年生、大学4年生を対象にしたセレクション会が開催されることが決定。Jリーグ、JFL、社会人、大学のスカウトも多数参加することが決まっているという。

 同セレクション会には主催者(株式会社リトルコンシェル)の設ける参加基準を満たしたうえで高校、大学ともに1チーム5人までが参加(進路が決まった選手は除く)。当日は参加選手たちが各カテゴリーに分かれ紅白戦(20分×4本を1人2~3本)を行う予定という。多くの大学の指導者・関係者、Jリーグのスカウト等の協力のもと今回のセレクション会の開催に至ったと話すリトルコンシェルの代田洸輔氏は「プレーする場、見る場もなかった。プレー動画を送付できるが、やっぱり生がいい。そういう場を提供することで、一人でも多くの学生の進路が決まってくれれば嬉しい」と語った。