全国切符を手にした桐蔭学園

 第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選の2次予選決勝が11月28日に開催された。神奈川県を牽引してきた名門対決は、桐蔭学園が延長戦の末にFC町田ゼルビア加入内定のDF奈良坂巧擁する桐光学園を下し3年ぶりとなる全国大会出場を決めた。

 3年ぶりとなる決勝での両校の対決。6分に早くも試合が動く。3年ぶりの優勝を目指す桐蔭学園が2年生FW立石宗悟が今大会4得点目となるゴールを挙げ先制点を奪取。その後はスコアは動かず前半戦が終了。

 後半に入り試合展開が慌ただしくなる。まずは47分、桐光学園がDF国嶋康介のヘディングシュートによって同点に追いつく。しかし、直後の51分、今度は桐蔭学園がFW長澤圭剛のループ気味のシュートにより勝ち越しに成功。再び1点を追う展開となった桐光学園はその4分後、FW栗原祥太の右足シュートで試合を振り出しに戻す。その後、スコアは動かず2-2のまま後半が終了し延長戦へ。延長前半10分、桐蔭学園はFW立石がPA内でファウルを誘発し、PKをゲット。これを2年生DF青木祐人が決め桐蔭学園が勝ち越し。結局これが決勝点となり3-2で桐蔭学園が勝利し3年ぶり10回目の全国選手権出場を決めた。なお、本大会は12月31日に開幕し、神奈川を制した桐蔭学園は等々力陸上競技場で行われる1回戦で東福岡(福岡)と対戦する。

▽第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選