12月22日、興國高校内でJリーグ内定合同記者会見が行われた。横浜Fマリノス内定の4名、樺山諒乃介、南拓都、平井駿助、田川知樹とツエーゲン金沢内定の杉浦力斗が内野智章監督とそれぞれのチーム関係者と共に登壇。プロ入りに向けて決意を表明しユニフォーム姿を披露した。
――内野智章監督から各選手を紹介
樺山については「至る所で、メディアで紹介もされていますし、ここで紹介する必要がないくらい素晴らしい選手だと思っています。両足、頭、どこでも点が取れますし、単独でも得点することが出来る。早く語学を身に着けて海外でプレーして欲しい選手です」
南については「三重から片道2時間かけて約3年間、ほぼ休まず学校に通っています。人間的にも本当に素晴らしい人柄。人間性が高いから、通学時間が長くてもしっかりやれたのだろうなと思います。選手としては50mを5秒台で走る俊足で、体育大会2000人の中で1番になるというスプリンターでもあります。身体能力が非常に高く、人間性からも非常にハードワークができるので、将来は日本を背負うサイドアタッカーになってくれるのではと思います」
平井については「初めて興國の練習に来た時は身長が175cmぐらいだったと思います。僕らも全然知らない存在だったのですけども、初めて話したときに『興國でプロになりたい』とはっきり言っていたのを覚えています。1年生の時も決して目立つ存在ではなかったのですが、コツコツと人が見ていないところで努力をするタイプなので、2年生の夏ぐらいから急激に頭角を現し、今ではビルドアップが出来て、身長が186cmあって、両足でパスが出せて、ヘディングも非常に強く、『このようなタイプのセンターバックはいないのではないか』と色々な方から評価を頂いている選手です。彼も早く日本を背負うようなセンターバックになって欲しいと思っております」
田川については「彼も入学当初は身長が170cmそこそこしかなかったが、約10cm近く高校で身長が伸びております。先日、練習試合でケガ人が出た際に樺山君が『田川フィールドでいいんじゃないですか?』と、いうぐらいGKでありながら足元が非常に上手です。両足でフィールド選手以上のテクニックとキックの精度を持っています。特に2年生の後半からGKとしてのシュートストップであったり、ディフェンスラインの背後の広範囲の守備の能力が非常に上がってきました。彼も日本には中々いないタイプのGKだと思いますので、非常に期待できる選手だと思っております」
杉浦については「彼は非常に決断力が高く、ツエーゲン金沢さんに決めるのも早く、興國に決めるのも早かったです。自分の進路に対して凄く考えた上で非常に決断力が高い。なので、本当にFWに向いているなと思います。身体能力が非常に高く、身長も182cmで50mも5秒台で走ります。100mも10秒台で走るのではないかなという身体能力の持ち主で、自分で仕掛けることもできるし、跳躍力も非常に高いので、ヘディングで点を取ることもできる。彼も日本には中々いないFWだと思うので、将来日本を背負ってもらいたいと思っております」