矢板中央が東福岡を撃破(写真=矢島公彦)
1月3日、第99回全国高校サッカー選手権の3回戦が行われ、8強が出揃った。準々決勝は5日に駒沢陸上競技場とフクダ電子アリーナで行われる。
6度目の全国制覇を狙う名門・市立船橋(千葉)は後半開始直後のDF菅谷暁輝とFW加藤想音の連続ゴールにより2点を先取すると、その後も1点を追加し選手権出場35回目を誇る前回大会8強の仙台育英(宮城)を3-0で撃破した。J内定4人を擁する注目の昌平(埼玉)は1年生MF荒井悠汰とMF須藤直輝、MF小川優介の鹿島内定コンビのゴールにより初出場組の創成館(長崎)を退け2年連続8強入りを決めた。全国常連校の富山第一(富山)と神村学園(鹿児島)の一戦は1-0で富山第一が勝利。29年ぶりの全国大会出場の堀越(東京)は丸岡(福井)に2-0で勝利し3回戦を突破した。
王座奪還を狙う青森山田(青森)は2017年度以来となる最高位の16強進出を果たした帝京大可児(岐阜)と対戦。先制点を奪われた青森山田だったが、浦和レッズ内定のDF藤原優大と2年生MF松木玖生の両役者のゴールにより逆転に成功。結局、4-2で青森山田が勝利し8強入りを決めた。前回大会4強の帝京長岡(新潟)は同16強の神戸弘陵(兵庫)と対戦し3-1の逆転勝ちで準々決勝進出を決めた。
前回大会4強の矢板中央(栃木)はPK戦の末に4度目の全国制覇を狙う東福岡を下し3回戦を突破した。2回戦では見事な逆転勝利で16強進出を決めた藤枝明誠(静岡)は山梨学院高等学校(山梨)と対戦したがPK戦の末に敗れ大会を去った。
【3回戦第1試合結果】
仙台育英 0-3 市立船橋
昌平 3-0 創成館
神村学園 0-1 富山一
堀越 2-0 丸岡
【3回戦第2試合結果】
神戸弘陵 1-3 帝京長岡
藤枝明誠 1-1(PK:6-7) 山梨学院高等学校
矢板中央 0-0(PK:3-1)東福岡
帝京大可児 2-4 青森山田
▽第99回全国高校サッカー選手権
第99回全国高校サッカー選手権