青森山田イレブン(写真＝矢島公彦)

　1月5日、第99回全国高校サッカー選手権の準々決勝が駒沢陸上競技場とフクダ電子アリーナで行われ4強が決まった。4強入りを決めたのは前回大会も準決勝進出を果たした青森山田(青森)、帝京長岡(新潟)、矢板中央(栃木)の3校と山梨学院高等学校(山梨)。

　5大会ぶりの頂点を狙った東福岡を下し4年連続8強入りを決めた矢板中央(栃木)は2014年度王者の富山第一(富山)と対戦。矢板中央は49分に途中出場のMF小川心のゴールにより先制に成功すると、65分にもDF新倉礼偉が追加点を挙げ2-0で勝利し4強進出を決めた。前回大会に続き準々決勝進出のJ内定4人を擁する注目の昌平(埼玉)と第88回大会覇者・山梨学院高等学校(山梨)の一戦は、7分にセットプレーから山梨学院高等学校FW久保壮輝が頭でゴールネットを揺らし先制に成功するとこのまま逃げ切り1-0で勝利し4強入りを決めた。

　帝京大可児(岐阜)との3回戦では今シーズン初めて先制点を許すも4-2で勝利した王座奪還を狙う優勝候補筆頭の青森山田(青森)は、初の8強進出を決めた29年ぶりの全国大会出場の堀越(東京)と激突。青森山田はDFタビナス・ポール・ビスマルクが14分に押し込み先制点を挙げると、直後の16分にはDF秋元琉星が決め2点を先取。その後もFW名須川真光が2発を決め前半のうちに4点を挙げ、4-0で勝利し準々決勝を突破した。7年ぶりの8強進出となった6度目の全国制覇を狙う名門・市立船橋(千葉)と前回大会4強の帝京長岡(新潟)の一戦は2-1で帝京長岡が勝利し準決勝進出を果たした。

【準々決勝第1試合結果】
山梨学院高等学校 1-0 昌平
矢板中央 2-0 富山一

【準々決勝第2試合結果】
市立船橋 1-2 帝京長岡
堀越 0-4 青森山田