1月9日、第99回全国高校サッカー選手権の準決勝2試合が埼玉スタジアム2○○2で行われ山梨学院高等学校(山梨)と青森山田(青森)が決勝進出を決めた。決勝は11日に行われる。

 第1試合では2年連続3度目の4強となる帝京長岡(新潟)と11年ぶりの王座奪還を狙う山梨学院高等学校が激突し開始21秒でスコアが動く。山梨学院高等学校が放ったロングシュートがゴールポストにあたり、はね返ったところを、FW久保壮輝がシュートを放つ。相手GKに弾かれるも、走り込んだMF石川隼大が滑り込みながら決め先制点を奪取。さらに、山梨学院高等学校は50分にはMF新井爽太のロングスローをダイレクトでDF一瀬大寿がヘディングシュートを決め追加点。一方2点のビハインドとなった帝京長岡は59分にMF川上航立が右足で決め反撃を開始すると、77分にはMF廣井蘭人がPKを獲得するとこれを川上が落ち着いて決め試合を振り出し戻す。その後、スコアは動かず2-2のままPK戦へ。これを3-1で制した山梨学院高等学校が決勝進出を決めた。

 第2試合では王座奪還を狙う青森山田は堅守が武器の矢板中央(栃木)を相手にMF安斎颯馬のハットトリックの活躍により5点を奪取。一矢を報いたい初のファイナルの舞台を狙った矢板中央だったが最後まで相手ゴールをこじ開けることが出来ず今大会も準決勝で涙を飲んだ。

【準決勝試合結果】
山梨学院高等学校 2-2(PK:3-1) 帝京長岡
矢板中央 0-5 青森山田

▽第99回全国高校サッカー選手権
第99回全国高校サッカー選手権