青森山田の藤原優大キャプテン(写真=オフィシャルサポート)
1月11日、第99回全国高校サッカー選手権の決勝が埼玉スタジアム2○○2で行われ山梨学院高等学校(山梨)がPK戦の末に青森山田(青森)を下し全国3962校の頂点に立った。
青森山田のDF藤原優大キャプテンは試合後、「準決勝は良い試合ができただけに決勝は本当に...。ディフェンスラインが下がってしまってコンパクトにできず、青森山田のサッカーっていうのが施行されず延長までいってたくさんのチャンスがあるなかで決めきれなかったです。やっぱりこれは自分たちの実力不足だと思いますし、去年悔しい思いをしてから1年拘ってきたつもりでしたが、それが"つもり"でした。結果に出なければ何の意味も無いですし、ここで優勝することだけを考えて1年間生活してきたので悔しさはあります。このチームでやってきたことに後悔ないと言ったらおかしいですけど、自分はやり切ったつもりです」と語った。
更には「センターバックの自分がマークに付かれて、どうしたら良いのかと頭が回らずコーチにアドバイスを受けて後半からは自分のプレーができるようになったんですけど、プロになるにあたって自分で考えてプレーするということがもっと必要だと思いますし、もっともっと利巧に考えてプレーできる選手にならなければと個人的に思いましたし、(高校)最後の1年間に関しては皆についてきてもらって本当に自分の未熟さだったり実力不足を今日の試合でも痛感して。申し訳ない気持ちもあるんですけど、申し訳なさを次に活かさなければなんの意味もないと思いますし、去年準優勝から1年間悔しい思いをしてきたなかで...また準優勝かという気持ちが今は一番なんですけど。やってきたつもりがまだまだ足りなかったということで、もっともっと考えて成長していきたいなと思います」と振り返った。
青森山田での6年間を振り返っては「青森山田に入って色々な学びがありました。(黒田剛)監督に欠点を無くせと言われたこと、中学校時代の上田大貴監督から"勝利の神様は細部に宿る"と言われていたんですけど、今日は全くその通りの試合でした。細部までこだわれなかったですし、私生活の部分も、まだまだこだわれる部分はあった。もちろん他のチームよりはやっていると個人的には思っていたんですけど詰めが甘かったです。後輩に頑張れよというのも...今は口から出ないです。心残りはありますしただただ甘かったです。見直したい気持ちです」と自らを戒めるに話した。
プロの世界に足を踏み入れるが「もう一回りも二回りも成長しなければ上では活躍できないなと今大会感じたので、自分に厳しく成長を促していきたいと思います」と今後を見据えた。
▽第99回全国高校サッカー選手権
第99回全国高校サッカー選手権