東京戦でハットトリックを決めた東海大菅生FW福地遥輝
令和3年度関東高校サッカー大会東京都予選でベスト8進出を決めた東海大菅生。2回戦の東京戦では5-4という打ち合いを制したが、この試合で“キーマン”となったのが、途中出場のFW福地遥輝だ。試合終了直前に劇的なゴールを決めハットトリックを達成した彼は、FWとして自分に求められているのは「苦しい展開で点を取る」ということを充分過ぎるほど理解している。「全国大会出場」を目標に掲げるストライカーに試合後直撃した。
ーー後半からの出場でハットトリックを達成しましたが、今日の試合に関してはどうだったでしょうか?
前の試合でも途中出場だったんですけれど、そのときは何もできずゴールを奪うことができないという結果に終わって、今日の試合では「絶対にゴールを決める」と考えていました。結果としてハットトリックできたというのは良かったかなと思っています。ミドルとかも決められて良かったです。
ーー決勝ゴールを振り返ってもらえますか?
最初に(伊藤)大聖がシュートを打って、そのこぼれ球に行こうと狙っていました。その後にまた混戦になったのですが、「絶対に自分のところにボールが来る」と信じていたら、思った通りにボールが来たのでヘディングで決めました。信じていて、それをしっかりと決めることができて良かったです。
ーー自分自身、今日のゲームの反省点などはありましたか?
1回戦の堀越戦と同様に、守備の部分で、もう少し下がれたり、運動量の部分でまだまだ足りないなと思っています。そこは今後しっかり改善していきたいなと考えています。それとクロスからのヘディングでミスをしてしまったので、やはり決定力という部分ではもっと高めていかなければいけないなと思っています。
東京戦で劇的ゴールを挙げた東海大菅生FW福地遥輝
ーー自分自身のストロングポイントはどんなところだと思っていますか?
自分の特徴としては左右どちらの足も同じように蹴れることだと思っています。右足が警戒されていても、切り返して左足でも同じ威力のシュートが打てるので、そこはこれからも強化していきたいと思っています。その他では1年生のころからヘディングを強化していて、競り合いに関しても最近では負けていないので、自信を持っています。
ーー目標としているサッカープレイヤーはいますか?
目標にしているのはクリスティアーノ・ロナウド選手です。身長も高くてフィジカルも強く、どこからでも点を取れるところが凄いと思っています。プレースタイルも好きで、彼のような強さを身に付けたいと思っています。
ーーチームの中でどういったプレイヤーになりたいと思っていますか?
最近では同点やビハインドのゲームに途中から出場するケースが多いので、自分に求められていることは「点を取ること」だと思っています。点を取ることに関しては誰よりも強い気持ち、意識を持っているので、その役割を確実に果たせるようなプレイヤーになりたいと思っています。
ーー今シーズンの目標を教えてください
自分たちの目標は「全国大会に出場すること」です。(関東高校サッカー大会の)東京都予選も勝ち進んで、まずは関東大会に出場したいと思っています。
▽令和3年度関東高校サッカー大会東京都予選
令和3年度関東高校サッカー大会東京都予選