決勝ゴールを決めた日大藤沢FW森重陽介
198cmの長身や長い足を活かした走力、ダイナミックなプレーで将来を嘱望されている日大藤沢のFW森重陽介(2年)。関東高校サッカー大会神奈川県予選準決勝、対桐蔭学園戦で決勝ゴールを挙げるなど、いわゆる“持っている”選手といえよう。現在チームでのポジションはFWだが、神奈川県のトレセンではCBをこなすなど、MLBの大谷翔平を思わせる“二刀流”も魅力だ。チームメイトで同学年のDFアッパ勇輝(2年)のU-17日本代表候補入りに触発され、練習の取り組み方も変わってきたという彼に決勝ゴールやチームについての話などを聞いた。
ーー決勝ゴールを決めましたが?
自分が出るからにはゴールが求められていると思いますし、高さや速さを見せられて、いい形で決められたと思います。
ーー198cmの長身の割に足で決めることが多い中、今日はヘッドで決めましたが?
自分はキックも得意なんですけどヘディングも長所ですし、決められて良かったです。
ーーゴールについて振り返ってもらえますか?
普段の練習から、「こぼれ球の反応は速くしよう」という意識をしていて、それが今日のようなゴールに結び付いて良かったと思っています。
ーー途中出場でしたが、しっかり準備はできていましたか?
最近は途中から出場することも多いですし、短い時間でどう結果を残すかということを常に考えているので、しっかり準備はできていました。
ーーチームメイトのアッパ選手(=勇輝)がU-17日本代表候補に選出されて、いちばん喜んでいて、いちばん悔しがっていたそうですが?
ふたりで常に切磋琢磨してきたのでアッパがU-17日本代表候補に選ばれて、自分も負けていられないなと思っています。代表の話とかを聞くと、自分も早く日本のトップレベルでプレーしたいと思うようになりました。ただそのためには結果を残すことが必要だと思うので、(今日のように)ゴールを決めて、明日もゴールを決めて、結果を積み重ねて行きたいと思っています。代表に呼ばれるためにも、ひとつ一つのプレーに対して意識を変えて練習に取り組んでいます。
FWとCBというロマンあふれる二刀流が魅力の森重陽介
ーーCBもやっていたということで野球の大谷選手のようにCBとFWの“二刀流”を期待したいところですが自分としてはどう思っていますか?
今はFWなんですけど、神奈川県のトレセンではCBをやっていて、CBとしても高さやスピード、キックなど自分の特徴を活かせると思っているので、FWとCBを経験して、長所を増やしていけたらと思っています。
ーープレーを見ていて足も速そうだと思いましたが?
足は結構速いと思います。50mは6秒5くらいなんですけど、200mとか400mとかはチームでも1、2を争う位です。
ーー将来はどんな選手になりたいと思っていますか?
個人的にはレバンドフスキ選手やハーランド選手のような、スタメンでも途中から入っても結果を残せる、チームにとって必要とされる選手になりたいと思っています。
ーー今年のチームについてはどう思っていますか?
今年のチームは話しやすい雰囲気があるので全員でコミュニケーションを取って、試合中のプレーの改善などもその場で話し合ってやっています。個人的には、先輩から刺激をもらいながら、プレーだけでなく私生活も含めて1年生に対して良い見本となれるように、リーダーシップを発揮してやっていきたいと思っています。
▽令和3年度関東高校サッカー大会神奈川予選
令和3年度関東高校サッカー大会神奈川予選