東海大高輪台のCB加藤佑太郎
令和3年度関東大会東京都予選の東海大高輪台対大成戦で、ひと際目を引く選手がいた。188センチの長身に加え、快足FW並のスピードを持った、その大型プレーヤーこそ東海大高輪台DF加藤佑太郎。チームのために「後ろでのミスを少なく、セットプレーでの決定力を高める」ことを課題としている彼に、インタビューを敢行した。
ーー自分のストロングポイントはどういったところだと思っていますでしょうか?
打点の高いヘディングと188 CM あるんですけれどもその中でも運動量とスピードを武器にしています。身長の高い選手で走れる選手というのはあまり多くないと思うのでそこは貴重な部分かなと思っています。
ーー関東大会東京都予選の大成戦で見た時も「背が高いのにスピードもあるな」と印象に残りましたが
ありがとうございます。自分自身、このストロングポイントは今後も伸ばしていきたいと思っています。
ーー東海大高輪台入学前のチームとポジションを教えてもらえますか?
東京のフレンドリーです。ポジションはCBと右SBの両方をやっていました。
ーースピードもあるのでSBでも行けそうな気もしますが、やりたいポジションというのはありますか?
SBでも自分のスピードなどが活かせると思うんですけど、自分の中では守備の要として、またチームを支えられるポジションとして、今はセンターバックの方がやり甲斐というか魅力を感じています。
ーープレーしている上で意識していることや注意していることというのはどんなことでしょうか?
東海大高輪台のサッカーとしては後ろからのビルドアップというのが重要なので、後ろでミスをしないでいかに早くボールを前に送れるかということが重要なので、その部分は意識しています。
基本的なパスミスなどは少なくして行かないといけないと思っています。チームとしても後ろでボールを失ってしまうと、それが即失点につながってしまうので、基本的なプレーのミスはしないように注意しています。
グラウンドで練習中の加藤佑太郎
ーー去年のチームはFW横山(歩夢)選手がいて、攻撃型のチームという印象があったのですが、今年は加藤選手をはじめ、谷地田(拓未)選手や梅沢(颯)選手など守備型のチームという印象があるのですが?
そうですね。今年はまず守備でしっかりとゲームを作るチームなのかなと思います。
ーー今年のチームの特徴はどういったところだと思いますか?
去年や一昨年のチームは、前線に個々の能力が高いタレントが揃っていて攻撃力がすごいチームだったんですけど、それに比べると今年は、個々の能力では少し攻撃力が劣る中で、全員で守って全員で攻めてというチームだと思います。新チームが始動した時から、運動量だったり球際というところだったりをしっかりやってきたので、やはり守備から入るチームだと思います。
ーーチームのまとまりや一体感、団結力というものは、より強いチームということでしょうか?
そうですね。自分の中では一体感はあるチームだと思っています。(関東大会東京都予選の)大成戦も、そういう一体感があってこその逆転勝ちだったかなと思っています。あの勝利も、自分ではチーム一丸となって戦っていないとできない勝ち方だったなと思っているんです。でも川島先生からは、「まだ声が足りない」と言われているので、そこはもっと意識したいと思っています。
ーー今年は苦しい展開になっても諦めないチーム、粘れるチームですよね?
日頃から川島先生には「1、2点取られてもワンチャンスやツーチャンスは全然ある」ということは言われているので、大成戦でも誰も諦めていなかったですね。今年は粘りのあるチームだと思います。