東海大高輪台のCB加藤佑太郎

 188センチの長身ながらも並外れたスピードを持った大型プレーヤーとして注目を集めている東海大高輪台DF加藤佑太郎。そんな有望選手にインタビューを敢行。自身の課題や憧れの選手、今年の目標などについて話を聞いた。

ーーチーム内で「この選手はすごいな!」と思う選手はいますか?

 自分自身がディフェンシブな選手なので、攻撃の選手とかは「凄いな」って思いますね。特にFWの佐藤大地とかはスピードに乗らせるとディフェンダーとしてはいちばん嫌なタイプで、怖い選手だなと思いますね。最近では決定力もついてきましたし、アシストもしてくれるます。今はケガで試合に出場できていないんですけど、チームとしてはああいう選手がいると助かると思います。(FW佐藤)大地の速さというのは武器になっているなと思います。

ーー現時点での課題というのはどういったところだと思いますか?

 自分たちの課題は、やっぱり攻撃の最後のところで、攻めきれなかったり決めきれなかったりというところがあるので、その部分かなと思います。個人としては、セットプレーのチャンスの精度をもっと上げていかなければいけないなと思っています。上での戦いになるにつれて、流れで崩しての得点は難しくなってくると思うので、セットプレーからの得点が重要になってくると思います。 青森山田とかの試合を見ていると、やはりセットプレーからの決定力とかが凄いので、そこで決め切れる選手になって、チームに貢献したいと思っています。

ーー憧れている選手とかはいますか?

 プレーを多く見ているのは、ボローニャの冨安(健洋)選手ですね。ポジションも同じCBやSBですし、身長も同じくらいで、足元の技術もあって、レベルの高いセリエAでプレーされているので、自分が目指すべき人、場所だなと思っています。

練習中の加藤佑太郎

ーー今後はどういったプレーヤーを目指したいと思っていますか?

 自分としてはハイボールに絶対負けない選手だったり、相手のフォワードに走り負けなかったり、自分には粘り強さ、球際のところが課題だと思っているので、相手がルーズボールの時に距離を詰めたり、そういう一歩一歩の距離というの改善していかないとこの先は通用しないと思うので、球際に強い選手になりたいと思っています。

ーープレースタイルはお兄さん(=加藤慎太郎・専修大学)の影響もあったりしますか?

 周りの人たちからは「ボールを蹴っている姿が似てる」って言われるんですよね。自分としてはそこまで意識したことはないんですけど、同じようなタイプの選手で、兄も球際だったり相手との距離の部分が課題と言われていたこともあったようなので、似ている部分もあるのかなと思います。

ーー今シーズンの目標を教えていただけますか?

 選手権も2年前はすごく惜しい負け方をしてしまったので、その先輩たちの借りを返すということですね。チーム一丸となって、東京の頂点を取りたいと思っています。