1年生長身FW中村のヘディング2発を含む3ゴールで大阪学芸が大阪大会優勝!

優勝して喜ぶ大阪学芸イレブン

 6月13日、令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選の女子決勝が行われ大阪学芸が3-0で大阪桐蔭を下し勝利した。勝利した大阪学芸は2大会ぶり3度目の全国大会出場を目指し大阪代表として近畿大会に挑む。

 立ち上がりからペースを掴んだのは大阪学芸。9番FW中村優月へのロングボールと、後ろからのポゼッションを使い分けながらゲームを組み立てる。すると16分、大阪学芸10番FM小川由姫がロングボールから背後に抜け出してキーパーと交錯、こぼれ球を詰めていた8番MF佐藤千優が右足でゴール。大阪学芸が先制点を奪う。大阪桐蔭は4番DF山下朝子が負傷し、一時的に10人の間での失点とアンラッキーな形だったが、失点後キャプテンの10番MF升田莉子がチームを集めて鼓舞する。前半は1-0で大阪学芸がリードして折り返す。

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 後半に入り、大阪桐蔭は前半より固さがとれて少しずつ前へ前へと押し上げていく。立ち上がりはルーズボールを拾い続け大阪桐蔭が押し込むが、大阪学芸が5番DF米田京を中心にDF陣が落ち着いた対応をみせ、シュートを打たせない。すると大阪学芸10番小川が前を向いてボールを持つ回数が増え、ペースは再び大阪学芸へ。58分、CKから9番中村がヘディングでゴール。中村は64分にも左サイドからクロスボールをヘディングでこの日2点目をマーク。1年生ながらにヘディングの強さをみせ、大阪学芸が0-3とする。その後も追いつきたい大阪桐蔭だったが、U-17日本代表女子候補に選ばれたこともある大阪学芸キャプテン6番MF朝倉加奈子がゲームを最後までコントロール。試合はそのまま3-0で終了した。

大阪学芸 vs 大阪桐蔭

 試合後、勝利した大阪学芸・副島監督は「先制点を早い時間で取れたことが1つ、緊張をほぐす形になったと思う。後半は、このままではワンチャンスで追いつかれるよということは話していて、追加点、ダメ押し点を狙っていこうという中で、1年生の中村がよく取ってくれたと思う。」とゲームを振り返った。チーム全体については「今年はいい1年生が入ってきてくれて、チームのバランスが良くなった。ただ経験値がまだまだ少ないので、こういった試合を1試合でも多く経験して、成長してほしい」と語った。

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選 男子
令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選