指示を出す大阪桐蔭の永野悦次郎監督

全員守備からの全員攻撃を徹底してインターハイ大阪予選で準優勝を果たし、5大会ぶり8回目の全国への切符を手にした大阪桐蔭。決勝戦後に永野悦次郎監督にお話を伺った。

ーーまず今日の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?

 まだまだ勉強不足です。もっと相手チームによってどうやって守らないといけないのかをしっかり勉強しないといけないなと思いましたね。

ーー前半、思い通りの試合展開になった様にみえたんですが?

 いやいや、そんなことはなくて。もっと効果的なサッカーがしたかったんですが、昨日今日と連戦でしたのでそこが出来なったところがあります。彼らのストロングである9番(阪南大高FW鈴木章人)だとか能力の高い選手のところで勝負しようとしてしまって、苦しいゲームになってしまいましたね。ましてやCKは彼らの得意なパターンなので、それをさせないように守れたら逆にこちらが追加点を取れたんではないかなと思います。まだまだ勉強不足です。

ーー今大会を振り返ってもらえますか?

 僕らにとっては本当にいい経験をさせてもらった大会でした。

ーープリンスリーグから見てきてこの大会で選手たちが自信を付けていっているように見えましたが、いかがですか?

 そうですね。本当におっしゃる通りです。成長していってるなと思います。

ーー全国大会に向けてはいかがですか?

 全国大会までの過程でこういう経験をさせてもらったからこそもっと効果的にプレーできるように、「全員で守り全員で攻める」という事を皆さんが言ってくれていますが、そういうサッカーが出来るようにチーム作りをしていきたいと思います。

ーー近畿大会に対してはいかがですか?

 この子たちは去年この経験ができていませんし、3年生は次の進路の為にもここで成長してもらいたいので、近畿大会でも3年生中心にして頑張ってやっていきたいと思います。

(文・写真=会田健司)

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選