喜ぶ相洋の選手たち

 6月19日、令和3年度全国高校総体(インターハイ)神奈川予選2次予選トーナメント準決勝、湘南工大附との一戦に苦しみながらも勝利し、悲願の全国初出場を決めた相洋。試合直後、綱島陽介監督、2アシストのキャプテン後藤康介選手、2点目を取った山口総三選手が取材に応じた。

綱島陽介監督のコメント
ーー悲願の全国大会出場です。今の率直な感想をお聞かせください

 ケガ人がすごく多くて、今日も主力選手が出ていない中で、代わりに出た選手が本当に頑張ってくれました。ベンチ、スタンドの選手を含めて、全員で勝ち取った勝利だと思います。

ーー序盤の2点を見事に守り切った展開でした

 そんなにうまい子たちではないんで(笑)。選手たちはこういうゲームになることには慣れていますから。コロナ禍で合宿もできない中、自分たちのストロングポイントであるアグレッシブな守備を貫いて、本当によく辛抱してやってくれたと思います。

ーー今日の試合はプランどおりだったのでしょうか?

 前半はそうですね。ただ、後半は守りに入って逃げ切りたくなってしまったところがあったと思います。そこは3点目をしっかり取りにいかせたかったなというのが反省です。

ーー全国大会で見せたい「相洋のスタイル」はどんなところでしょうか?

 今日のように一体感を持って守備をしながら、できればもう少しボールを握れるようにワンタッチを織り交ぜながら、ボールを保持できるようにトレーニングしていきたいと思います。

後藤康介選手のコメント
ーー悲願のインターハイ全国大会出場を決めた今の気持ちをお聞かせください

 ずっと目標にしていたことなので、勝ち取れてうれしいです。

ーー早い時間帯でのセットプレーから2点を取って逃げ切りましたが?

 相洋のサッカーは、切り替えの早さや球際を強くいくような粘り強く守るスタイルです。今日は立ち上がりにいい形で2点取れたので、あとは全員で守るという感じでした。

ーー個人的には2アシストを決めましたが?

 最近、キックの調子が上がってきていましたし、中の選手も絶好のタイミングで入ってきてくれたので、セットプレーがうまくいって良かったです。

ーー全国大会で見せたい相洋のサッカーとはどんなサッカーでしょうか?

 立ち上がりから全員でボールを取りに行って、しっかり勝ち切るようなサッカーができればと思います。

――全国大会で戦いたいチーム、選手はいますか?

 青森山田高校の松木玖生選手とは一度戦ってみたいです。

山口総三選手のコメント
ーー重要な試合を勝利しましたが今の気持ちをお聞かせください

 多くの方々に応援してもらっていて、結果で返さなくてはいけないと思っていたので、それができてうれしいです。

ーー見事なセットプレーからの追加点でしたがあのシーンは狙いどおりだったのでしょうか?

 キャプテン(後藤康介選手)がいいボールを蹴ってくれたので、それに合わせるだけでした。昨日の夜からセットプレーから得点することをイメージしていました。

ーー全国大会初出場ということでチームの歴史を変えました。そのことについて、どう感じていますか?

 それは自分には関係ないと思っています。目の前の試合に集中して、相手を倒すことができて良かったです。

ーー全国の舞台ではどのようなプレーを見せたいですか?

 初めての経験になりますが、怖がらずに、自分の高さを活かしたプレーをたくさん出して、結果がつなげていければと思います。

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)神奈川予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)神奈川予選