大津・山城朋大監督

 全国の強豪40チームが出場した第9回和倉ユースサッカー大会で3位に入った大津(熊本)。現在プレミアリーグWESTで3位に付ける大津はプレミアで7試合4失点というしっかりとした守備はもちろん、この和倉ユースで高い技術を持つ選手たちの丁寧な組み立ても見せてくれた。その大津を率いる山城朋大監督にお話を伺った。

ーー今大会を振り返っていただけますか?

 ここに来て流通経済大柏青森山田との違いは最初の失点ですね。ゲームの入り方が勝ち上がった2チームとは違いがあるかなと思います。ただ大会を通じて3バックとか新しいことにチャレンジした中ではポジティブな面の方が多いかなと思います。自分たちはプレミアで3位に付けてますけど、どれぐらいの立ち位置なのかはずっと疑問なままやっていたので、青森山田や流通経済大柏と勝負できる力は付いているんだなと実感しました。

ーーここから2週間で仕上げていくと思うんですが?

 ちょっと県内の試合は全てダメになってしまったので、今回が最後の対外試合になるので、リカバリーをして自分たちでコンディションを上げていかないといけない。そこはちょっと不安ですね。ただ、色々なチームに良い指標を示してもらったので、そこを見ながらあと2週間頑張っていこうかなと思います。

ーーインターハイに向けて意気込みを伺えますか?

 昨年なかった大会で、去年も選手権を落として2年ぶりの全国大会なので、そこで長く試合することによって、そういう舞台でやると選手も成長すると思うので、一試合でも多くやらせてあげたいと思いますね。

ーー今大会でその手応えは掴めましたか?

 本当に力があるんだなとわかりました。ただ、力があるだけで勝ち抜けるトーナメント戦ではないので、本当に今日の最初の失点みたいなのは命取りになると思いますので、この2チーム(決勝に進んだ青森山田と流通経済大柏)は絶対にそういうところで落とさないと思いますので、最後にそういう勝つチームっていうところにこだわって2週間で詰めていきたいと思います。

(文・写真=会田健司)

▽第9回和倉ユースサッカー大会
第9回和倉ユースサッカー大会