8月6日、第32回オリンピック競技大会サッカー(男子)の3位決定戦が行われ、日本がメキシコと対戦した。日本は前半10分過ぎにPKにより失点すると、前半22分、後半13分にもセットプレーからの失点を喫し3失点。後半33分に途中出場の三苫がゴールを奪い1点を返すものの反撃はそこまで。1-3でメキシコに敗れ53年ぶりのメダル獲得はならなかった。
無得点に終わったMF久保建英は試合終了後、ピッチに倒れ込むと号泣。「今までずっとサッカーをやってきて、こんなに悔しいことはない」とコメント。オーバーエイジ枠で出場し、チームをまとめてきたDF吉田麻也も目を潤ませながら「完敗です」という言葉を残す。しかし「サッカー人生は続く。これで終わりじゃない」と続け、必死に前を向いた。
過密日程や暑さ、そして直前の開始時間変更など厳しい条件も重なり惜しくもメダルには届かなかったが、多くの人に喜びや感動を与えてくれたことは紛れもない事実。
22年W杯カタール大会、そして24年パリ五輪でのリベンジに向け、この悔しさをバネに日本サッカーはまた歩みを始める。
▽2021年度 第32回オリンピック競技大会サッカー(男子)
2021年度 第32回オリンピック競技大会サッカー(男子)