アサンプションFW水谷圭吾

 選手権大阪予選で初の16強越えを目指し16ゴールで初戦を突破したアサンプション。昨年の選手権大阪予選5回戦で準優勝チームの金光大阪に0-1と惜敗。一昨年は同じく5回戦で大阪桐蔭に1-2の惜敗と、ベスト16の壁を越えられずに創部4年目を迎えた。同じく創部4年目の弟分であるアサンプション中が先月行われた全国中学校サッカー大会に出場しベスト4入りを果たしているだけに、この大会で旋風を巻き起こしたいところだ。そのアサンプションで攻撃陣を引っ張るFW水谷圭吾に試合後(1回戦vs16-0)話を聞いた。

ーーまず今日の試合を振り返ってもらえますか?

 今日はリーグ戦でもやったことのない相手で、初戦という事もあって難しい試合が予想される中で、「自分が試合を決めなあかんな」というのは試合前から考えていました。

ーーインターハイで悔しい思いをしたと思うんですが、選手権に向けてはチームとしてどういう意気込みで臨みましたか?

 この4カ月ぐらいはコロナとかで練習試合も出来ずに難しい期間だったんですけど、チームの中では選手権で大阪をとるっていうのがあったので、そこはしっかり目標を持ってリーグ戦でも選手権でも「1試合1試合を大事にして選手権に挑むぞ」という気持ちでした。

ーーリーグ戦はあと1試合で2部昇格がかかっているんですよね?

 やっぱり自分たちの一個上が去年2位でリーグ戦を終えて昇格の条件をクリアしたんですけど、コロナの影響で昇降格がなくなってしまって上がれなくて、自分たちも3部でやっているけど2部と比べると強度が劣ってしまうので、やっぱり後輩たちにはそういう思いをさせないように自分たちで2部に上げたいって思いがあります。

ーー選手権での目標を教えてください。

 これから強いチームと当たっていくっていうのがあるので、自分の目標としても毎試合毎試合自分が点を取ってDF陣に楽をさせるというか、チームを勝たせるのが自分の役目だと思っているのでそこは意識してやっていきたいと思います。

ーーアサンプション中学校が全国4強入りを果たしましたが、普段交流もあると思うんですがそこについてはいかがですか?

 やっぱり今年の中3が強いというのは聞いているし、練習を見ていても上手いですし結構いい刺激を貰えていて、全国で4位というと自分たちは大阪でまだ16強にも入れていないですし、32止まりっていうのはやっぱり悔しい思いもありますし、そこは先輩と言うか上の学年としてやっぱり後輩に見せていかないといけない部分がいっぱいあると思うので、中学生たちにも「自分たちはこれだけやれるんだぞ」っていうのは見せていかないといけないと思っています。

ーー今回で結果を残してそれをみせたいですね。ありがとうございました。

 はい、見せたいです。ありがとうございました。

(文・写真=会田健司)

▽第100回全国高校サッカー選手権大阪予選
第100回全国高校サッカー選手権大阪予選