金光大阪キャプテンMF武仲勇海
日本代表のMF守田英正(サンタクララ)を輩出した事でも知られ、全国高校選手権出場2回、全国高校総体出場6回を誇る大阪の強豪・金光大阪。昨年は選手権大阪予選の決勝で履正社に惜しくも0-1で敗れ準優勝。今年も大阪の頂点を目指す岩松哲也監督率いる金光大阪で今年のキャプテンを任されれ、岩松監督も「セットプレーのキッカーで、活動量もあって、小さいけど踏ん張りも効く」と絶大の信頼を寄せるMF武仲勇海。その武仲選手に9月22日に行われたプリンスリーグ関西第10節の三田学園戦1-0〇後に話を聞いた。
ーーまず今日の試合を振り返ってもらえますか?
前半のところで、中々全員がゲームに入れず雰囲気が悪い中ミスが連発していて、ゼロで耐えれたのがまだよかったです。後半はしっかり修正して、それでもまだまだ足りなくて、でも何とか一点取れて勝てたことは良かったと思います。
ーーゴールシーンを振り返ってもらってもいいですか?
右サイドを丹南が縦に突破して、クロスでニアとファーに入り込んで、僕がニアでちょっと触ったらガチャってなって足元にこぼれてきたので流し込みました。練習でもしっかりニアで潰れるところは意識してチームとして徹底してやっていたので、それが良い形になって良かったです。
ーー試合を観ていてだいぶチームらしくなってきた感じがしたんですが、やっていてどう思いますか?
でもまだ今日のゲームは全然ダメだと思います。(パスを)差し込むところとかも後半の最後の方は出来ていたんですけど、前半はミス連発でやってきた事が全然出来なくて、もう一回見直して次の試合に入りたいと思います。
ーー和倉ユース大会も辞退になってしまって強化の機会が失われてしまいましたが、夏休みの間はどういう取り組みをしていましたか?
和倉は行けなくなってしまったんですけど、新潟の大会に行かせてもらって、そこで最初はずっと負けていたんですけどフォーメーションをいじりながらシステムを変えながらやったら今やっているのがフィットしました。
ーー今日はワントップ気味でしたが、どういう風に変わりましたか?
前向きの掛かりが増やせるようになりました。でもそれはFWが収めてくれたらの話なんですけど(笑)
ーー小松君が収めてくれないと始まらないんですね?
収まった時に前向きに(人数が)多くは入れるっていうのと、潜るっていうところ。攻撃に枚数が増えてちょっとは迫力が出てきたかなと思います。
ーー今日武仲君をみているとキープするところでかなり強くなっていたり、自信を持ってやっている気がしたんですが?
朝のトレーニングでやっている分とか、筋トレも器具を使ってやっていたりするので。キープが出来ればチームの為になると思って、そこはもっと練習してどんな相手が来ても納められるようにして流れを作れるようにもっとしていきたいです。
ーーFWが落としたところを武仲君がタメを作ってサイドが上がる時間を作りたいって事なんですかね?
そうですね、それが僕的にはやりたいんですけど、やっぱり納まらない時があるので、その代りを誰かが絶対にしないといけないといけないと思うので、シャドーの選手だったりとかがもっと出来たら、FWが中に入れたりしてって思うので。出来て損はないと思うのでもっと強化していきたいと思います。
ーー今日もクロスは沢山上がっていたと思うんですけど、中々シュートまで綺麗に合うっていうのが難しそうに見えましたが?
そこは練習で一杯やっている分もっと合わせないとダメな所なんですけど、もう一回全員で共有して入り方の質を高めていかないといけないと思っています。
ーー3年生でキャプテンになりましたが、ここまでどうですか?
チームをまとめる難しさとか、同じ方向を向かせる難しさっていうのはまだまだ感じています。
ーーどの辺に苦労していますか?
やっぱり全員を"トップを取りに行く"ってところに向かせないとダメなんですけど、1年生とかが遠慮している部分とか、そういったところがまだまだ直していかないとダメだなと思っています。
ーー選手権も近付いてきましたが、チームの意識としてはどうですか?
チーム全体でその雰囲気を作ってやっていて、プリンスリーグが始まった時よりもそこは今の方がいいですし、これからもっと練習で上げていかないと選手権でトップをとるなんて無理だと思うので、やっぱり練習の時から雰囲気をもっと作っていかないといけないと思っています。
ーー選手権での目標を教えてもらえますか?
去年出来なかった"大阪で優勝する"ってところと、"全国で戦う"ってところを目標にしています。
(文・写真=会田健司)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西
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