専修大附・中村圭介監督
第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック決勝、専修大附対都立久留米西の一戦が9月23日に行われた。試合は3-0で専修大附が勝利。攻守が噛み合い2次予選進出を決めた専修大附・中村圭介監督にゲーム後、話をうかがった。
ーーまずは試合を振り返っていただけますでしょうか?
公式戦、そしてブロック決勝の緊張もあって、だいぶ硬さが目立ったかなというところなんですけれども、前半で2点撮ることができたのが大きかったかなと思います。
ーー先制点はFW菊池昇竜選手のCKにファーサイドのDF難波寿選手が合わせたプレーは、普段から練習しているプレーだったのでしょうか?
とくに練習しているというセットプレーではなかったんですけれども、頭で入れるとしたら難波かなと思っていました。難波はヘディングが強い選手なのでチャンスがあると期待できる選手です。ウチはいいボールを蹴ることができる選手が何人かいるので、後は中の選手がそれに合わせて入ってくるというような感じですね。
ーー試合前のゲームプラン、展開はどのように考えていらっしゃったのでしょうか?
いつも通りですね。とくに練習試合と変わらずしっかり動いて、前からプレッシャーをかけてボールを奪って攻めていく。その形で早い時間帯に点が取れればラクになるよねと選手たちにもいつも言っているので。ただ今日はやや硬さがあって、判断の部分とかもうちょっと、2次予選までには精度を上げていかなくてはいけないなと思っています。
専修大附・中村監督
ーー2点目も右からの崩しだったと思いますが、前半で2点を取れたことについてはいかがだったでしょうか?
そうですね、あの時間帯くらいからボールの動きが良くなってきてシュートチャンスが増えてくるかなと思っていたところだったので、いいタイミングで2点目が奪えたと思っています。ああいう形というのが80分を通してもっと出てくるといいのかなと思っています。
ーー守備陣に関しては、ほぼ危ない場面はなかったように思いましたが?
よく頑張ってくれたなと思います。硬さもあったし、ここ最近では暑さも厳しかった中、最後はギリギリだった感じはしますが、よく集中して最後までゼロで抑えてくれたなと思います。
ーー中村監督から見て、今日はしっかり働いてくれたかなという選手はいますでしょうか?
都大会や2次予選まで進んだ経験がそこまであるチームではない中で、全体的によく頑張ってくれたなというのはあります。強いて挙げれば先制点を取ってくれたDF難波と、無失点でしっかり守ってくれたGK平出彗かなと思います。
ーー今年のチームの特徴はどういうところだと思いますでしょうか?
飛び抜けた何かがあるチームではないのですが、全員が仲良くチームがまとまっている点が良いところかなと思います。ただもう少し厳しさとかが出てくるとひと皮向けてくるのかなとも思っています。
ーー2次予選進出が決まりましたが次戦に向けて意気込みをお願いいたします
どこのチームが相手でもウチはチャレンジャーという立場ですし、もともと「2次予選に行ってどこまでできるか」ということをずっと言ってきたので、上位校になんとか喰らい付き、いい勝負をしてなんとか勝機を見出せればいいなと思っています。
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選