東京成徳大高・望月勉監督
10月9日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントBブロック1回戦、東京成徳大高対都立高島の一戦が行われた。延長までもつれ込む激闘を制し2回戦進出を決めた東京成徳大高・望月勉監督にゲーム後、話をうかがった。
ーーまずは試合を振り返っていただけますでしょうか?
都立高島は同じ地区のチームで新人戦の決勝でも顔を合わせていて。ウチがやることは分かっていると思いますし、お互いある程度知り尽くした状態だったので、苦しむだろうなということは分かっていました。
ーー今日はどういったプランで試合に臨んだのでしょうか?
恐らく押し込んでいる時間が長いだろうと。なのでカウンターは気をつけようという話をしました。あとは相手もセカンドボールは必死に取りにくるから軽いプレーをしないで、力強くいきなさいということは伝えました。
ーー延長も含め押している時間帯が多かったと思いますが、なかなか決め切れませんでした。その辺りはいかがだったでしょうか?
それを“持たされている”という雰囲気にはしたくなかったので、とにかく“やり切れ”ということは話していたんですけど、相手が5バックになったり4バックになったり、なかなかスペースができなくて。
ただゴール前でクロスも上げられて何本かいい形でシュートは打てていたので。決定的な場面もいくつかあったので、選手たちの間で「いずれは決められるだろう」という空気感は保てたのかなと思います。
戦況を見つめる望月監督
ーー望月監督から見て、今日の試合でしっかり働いてくれたなという選手はいますでしょうか?
そうですね、延長後半のあの場面でひと振りしてくれたFW10ボードリ将輝(3年)ですかね。トップの選手なんですけど、ゴールの場面は右に流れて受けて、振り向きざまに“ズドン”と。
あとは後ろで危なげなく守ってくれたキャプテンのDF2瀬山陽生(3年)はゲームを締めていたかなと思います。
ーー今年のチームの特徴はどういったところでしょうか?
去年に比べると、力的には少し落ちるかなというところなんですけれども、3年生を中心に「自分たちは強くない」といういい意味で謙虚な気持ちでやっていて、そこの1年生、2年生がしっかり絡んで、春からどんどん成長してきたチームかなと思います。なので、勝ち進めばもっともっと良くなるだろうなという雰囲気もありますね。
ーー次戦に向けての意気込みをお願いします
先輩たちは西が丘までは行ったんですけれど勝てなかったので、このチームは「西が丘で勝つ!」ということを目標にしています。なので、とにかくそれを越えるということに向けて頑張るだけです。
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選