第100回全国高校サッカー選手権埼玉予選決勝トーナメント準々決勝が行われ越谷西は惜しくも延長戦の末に立教新座に0-3で敗れ4強進出を逃した。

　準々決勝敗退となったが、シンプルなサッカーで、チーム全員が無理なプレーをせずにゴール前まで行くというスタイルで過去最高に並ぶ8強となった公立の越谷西。そのスタイルを、ピッチで表現していたのが10番熊澤青波だ。

　ポジションはボランチで守備的なポジションニングを取りながら、ボールを持てばシンプルに周りの選手を使い、チームのテンポを作り攻撃のアクセントを付けていく。さらに、ここぞという場面では一撃のパスで決定機になるようなパスも常に狙う。

　守備的な中盤で、個人技で相手を抜き去るような目立つプレースタイルではないが、陰ながらチームをコントロール。この試合では残念ながら、延長前半に退場となり、最後までピッチに立てず、同校初の4強進出を逃した。