野辺地西・三上晃監督

 11月3日、第100回全国高校サッカー選手権青森予選の準決勝、八戸学院光星野辺地西の一戦が行われた。試合はスコアレスで延長に入る熱戦になり、延長後半に挙げた1点を守りきり野辺地西が勝利した。

 辛くも決勝進出を決めた野辺地西・三上晃監督はゲーム後、「八戸学院光星さんは粘り強い守備で集中力も欠かさなかった。80分、延長となかなか崩すことができずに苦しんだゲームでした。そんな中でなんとか1点取ることができて良かった」とコメント。

 なかなか点が取れなかったことについては「冷静に試合運びをしようと伝えていたがなかなか思い通りに得点が奪えない、ゲーム運びが上手くいかないことで、自分たちの思うようなゲーム展開にならなかった」と話した。

 八戸学院光星の5バックには「守備的に来ることも予想しながらゲームに入った。それでも先制点が欲しいあまり焦ってしまった。そこが今日上手くいかなかったいちばんの要因。もう少しボールを動かしながら攻撃できれば良かった」と想定内だったが焦りがあったと分析。

 光星との“八戸学院”対決になったことは「同じ系列校ということもありますし、中学校時代同じチームだった選手も多数いるので、そういう部分では意地のぶつかり合いというか、厳しさもあっていいゲームだった」と振り返った。

 決勝ゴールを挙げたFW9町屋紅斗(3年)への質問には「生徒会長で学力は校内一。これから国立大を受験します。サッカー部では副キャプテンをしていて、部と学校を引っ張ってくれている存在」と明かした。

 青森山田との決勝について聞かれると「インターハイも制している全国トップレベルの青森山田さんとの記念すべき100回大会出場をかけた試合なので、もう一度守備の部分を確認しながら、持っている力をすべて出し切って、王者に立ち向かっていけたらと思います」と意気込みを語った。

▽第100回全国高校サッカー選手権青森予選
第100回全国高校サッカー選手権青森予選