PK戦で最後のキッカーを務めた報徳学園FW船越大空がPKを成功させプリンス初昇格を決めた

 11月23日、高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)の決定戦がJ-GREEN堺で行われた。

 第1試合、奈良育英(奈良1)対大阪学院大高(大阪1)は大阪学院大高が青木玲のカットインシュートで幸先よく先制すると、その後も攻撃の手を緩めず前半で3-0とリードを広げ、後半には更に大量6ゴールを叩き込み9-0の大勝。大阪学院大高が選手権奈良大会王者に衝撃のゴールラッシュをみせ、悲願のプリンス1部初昇格を飾った。

 第2試合、近江(滋賀2)対近大附(大阪2)は両チームの意地がぶつかり合いどちらも譲らずスコアレスで前後半を終了。お互い2試合連続のPK戦に突入すると、ここでも9本目まで決着が付かず、10本目で先攻の近江が決めたのに対し、近大附が失敗。この結果、近江が3年ぶりのプリンス復帰を勝ち取った。

 第3試合、綾羽(滋賀1)対報徳学園(兵庫2)は16分に松本一輝のゴールで報徳学園が先制すると、綾羽も後半開始早々に小向貴也のファインゴールで同点に追い付く。その後、両チームが1点ずつ取り合い2-2のまま勝負はPK戦へ突入し、5人全員成功の報徳学園が5-3で勝利。報徳学園は嬉しいプリンス初昇格を決めた。

 敗れた奈良育英、近大附、綾羽は新設されるプリンスリーグ関西2部リーグに参入が決まった。

【プリンスリーグ関西1部 昇格決定戦@J-GREEN堺】
第1試合 奈良育英 0-9 大阪学院大高
第2試合 近江 0-0(PK:8-7) 近大附
第3試合 綾羽 2-2(PK:3-5) 報徳学園

▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)