桐生第一・田野豪一監督

 11月23日、第100回全国高校サッカー選手権群馬予選決勝、前橋育英桐生第一の一戦が行われた。試合は前半をスコアレスで折り返すも、後半は前橋育英が主導権を握る展開。後半13分に前橋育英が先制すると、その1点を守り切り1-0で桐生第一を下した。

 宿命のライバルである前橋育英の前に惜しくも敗れた桐生第一・田野豪一監督はゲーム後、「気合が入っていたが故に、指導者としての力の無さを痛感した。選手たちは良くやった」とコメント。

 内容については「ある程度予想通り。ただ前半に点を取りたかった。後半はやや疲れが出てくるだろうと思っていたので、前半勝負をしたかった」と話し、「前橋育英さんとの試合は堅いゲームになる。決められるチャンスがあった中で決められなかった。前半は“相手のボランチに入れさせない”ということがある程度できていたが、後半は(前橋育英の)ボランチに入るようになって展開されてしまった」と続けた。

 残り2戦となったプリンスリーグではプレミアリーグ参入戦を争う位置につけている。「参入戦の可能性が残っているのは幸せなこと。コンディションなど厳しい面はあるが、それは選手たちにも話をして、しっかり戦う」とチームを率いる将は前を向く。

 前橋育英へのリベンジについて問うと「シュートをあまり打てていない。もう一つ崩しの部分でテーマがあってもいいのかなと感じている。あとは毎年決勝まで進むこと。そうすれば必ずチャンスはある」と新たに闘志を燃やした。

▽第100回全国高校サッカー選手権群馬予選
第100回全国高校サッカー選手権群馬予選