前半30分、東福岡の楢﨑海碧が先制ゴールを奪取(写真=矢島公彦)

 12月29日、第100回全国高校サッカー選手権の1回戦2日目第2試合が熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、2年ぶり46回目の出場となる秋田商と2年連続22回目の出場となる東福岡が対戦した。

 序盤から激しいマッチアップが続くなか、先手を取ったのは東福岡。30分、辻耕大(3年)が左サイドを抜け出してクロスを供給すると、中央で大渕来珠(3年)を経由して、最後はMF楢﨑海碧(3年)が押し込み、ネットを揺らしてみせた。

 ドリブラーの近野宙安(3年)やナンバー10の中野宏宣を軸とした秋田商の猛反撃を受けながらも、椋野魁斗(3年)、園田桐志(3年)、吉田大晃(2年)のCBトリオを中心に粘り強いブロックを構築。試合前にキャプテンでCBの段上直樹と正GKの須田純弥を怪我で欠くアクシデントがありながらも、その穴を見事に塞いでみせた。

 試合は1-0のまま終了。虎の子の1点を守り切った東福岡が初戦を突破した。12月31日の2回戦では、中部大一(愛知)を下した大津(熊本)と対戦する。

▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権