12月31日、第100回全国高校サッカー選手権の2回戦が行われ、等々力陸上競技場での1試合目では、3年連続8回目出場の帝京大可児(岐阜)と3年ぶり12回目出場の桐光学園(神奈川)が対戦。PK戦にもつれた一戦を桐光学園が制して、3回戦へと駒を進めた。

　帝京大可児は6分、CKでチャンスを得ると、36分には宮内俊輔(3年)が相手ディフェンスラインの背後を突いてゴールを狙う。

　それでも、桐光学園はGK吉田優翔(3年)を中心とした守備陣が奮闘。無失点で前半を終えた。

　ところが後半20分過ぎ、MF関駿太郎(3年)のロングパスに上手く頭で合わせたFW松永悠碁(3年)のゴールで、帝京大可児が待望の先制点を奪う。

　しかし、このままでは終わらず、31分、MF山市秀翔のクロスの流れから最後はDF川角歓紀がヘディングで押し込み、桐光学園が同点とする。

　試合はこのまま80分で決着がつかず、PK戦へと突入。両チームとも5人全員が決めてサドンデスまでもつれ込むと、先攻・帝京大可児の6人目のキックが失敗したのに対し、後攻・桐光学園の6人目が成功！　激戦を制した神奈川の雄が3回戦進出を決めた。

　桐光学園は年明け1月2日の3回戦で、帝京長岡vs神村学園の勝者と戦う。