帝京長岡は3-2で神村学園を下した（写真＝矢島公彦）

　12月31日、第100回全国高校サッカー選手権の2回戦が行われ、等々力陸上競技場での2試合目では、4年連続9回目出場の帝京長岡(新潟)と5年連続9回目出場の神村学園(鹿児島)が対戦。3-2で帝京長岡が勝利を収めた。

　注目の強豪対決で実力を見せつけたのは帝京長岡だった。出足の素早いプレッシングで神村学園の出鼻をくじくと、13分にMF松山北斗がポスト直撃の強烈ミドルを放つ。

　流れを掌握した帝京長岡は16分、右サイドからのロングスローからエース渡辺祐人のビューティフルボレーで先制点をゲット。

　さらに32分には巧みなコンビネーションから再び渡辺が追加点を挙げる。2点のリードを得た状態で帝京長岡が試合を折り返した。

　劣勢を強いられていた神村学園だったが、後半に流れを変える。きっかけを作ったのは大会屈指のFW福田師王だった。

　後半5分の右からのCKに、この2年生エースがヘディングで合わせてついに1点を返すと、その後、何度もチャンスを作っていく。

　一瞬の隙を突かれて58分に三宅凌太郎に3点目を決められるも、76分には再びCKから福田が頭を経由して最後はFC今治加入内定のMF佐藤璃樹(3年)が2点目を返す。

　しかし神村学園の反撃はあと一歩及ばず、3-2で帝京長岡が競り勝った。勝利を収めた帝京長岡は、1月2日の3回戦で神奈川の桐光学園と相まみえる。