1回戦の今治東戦でも1得点を挙げた松永悠碁は、桐光学園との2回戦でもゴールを奪った
12月31日、第100回全国高校サッカー選手権の2回戦が行われ、等々力陸上競技場での1試合目では、3年連続8回目出場の帝京大可児(岐阜)と3年ぶり12回目出場の桐光学園(神奈川)が対戦した。
帝京大可児はPK戦の末に惜しくも敗れたものの、2試合連続ゴールを奪ったエース松永悠碁は、小さくないインパクトを残した。
2回戦の桐光学園戦で、いつもの主戦場であるトップ下で先発出場した松永は、立ち上がりから積極的に仕掛けてゴールを狙っていく。
動き出し良し、シュート良しの松永が、その得点センスを見せつけたのは後半21分だった。
ハーフウェイライン付近から、キャプテンでボランチの関駿太郎からのロングパスがゴール前へと供給されると、その落下地点にいち早く走り込んだ松永は、技ありヘディングで合わせてネットを揺らす。
右斜め後ろから来たボールの弾道を予測しながら、さらに飛び出てきたGKとの距離感を図って、その頭上を越えるような山なりのシュートを放った技術は圧巻だ。
2014年のFIFAブラジル・ワールドカップ・スペイン戦で決めた元オランダ代表のFWロビン・ファン・ペルシのヘディング弾を彷彿とさせるような、ビューティフルゴールだった。
帝京大可児 1-1(PK:6-7) 桐光学園
▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権