帝京長岡・古沢徹監督

　1月2日、第100回全国高校サッカー選手権の3回戦第1試合、帝京長岡(新潟)対桐光学園(神奈川)の一戦が等々力陸上競技場で行われた。試合は帝京長岡が前半に1点を奪いリードするも、後半に桐光学園が追い付きPK戦へと突入。PK戦を桐光学園が5-3で制し、準々決勝へと進出した。

　この試合で惜しくも敗れた帝京長岡の古沢徹監督は試合後「本当に難しい試合だった。桐光学園さんは本当に素晴らしいチーム。先制点を取れたところまでは良かったが、セットプレーのところで（やられてしまった）。今大会の3失点はすべてがセットプレー」とコメント。

　後半押し上げることができなかった要因を問われると「桐光学園さんが前半から攻撃に勢いがあった。相手の勢いに飲み込まれてしまった」と分析した。

　PK戦については「自信はあったが桐光学園さんの方が一枚上手だった」と相手を称え、PKを蹴った3年生たちへは「本当にここまで3年生がよく引っ張ってくれた。練習も一生懸命にやる子たちだったし、練習以外の部分も、率先して背中で見せてくれる選手もいれば、リーダーシップを発揮してくれる選手もいた」と称賛の言葉を送った。

　新チームに向けては「1、2年生はメンバーをフラットにしてまた競争。またこの場所に帰ってこられるようにもう一度鍛える」と語った。