青森山田が6発快勝(写真=矢島公彦)

 1月8日、第100回全国高校サッカー選手権の準決勝が国立競技場で行われ、3年連続27回目出場の高川学園(山口)と25年連続27回目出場の青森山田(青森)が対戦。6-0で青森山田が勝利し、決勝へと駒を進めた。

 3大会ぶりの大会制覇を目指す青森山田のキックオフでスタートした試合は、開始3分に動いた。U-18日本代表候補のMF藤森颯太(3年)が放ったFKにFW名須川真光(3年)がバックヘッドで合わせてネットを揺らす。青森山田が幸先良く先制点を奪った。

 また26分には左サイドのコーナーキックから、DF丸山大和(3年)が頭で押し込み追加点。青森山田が2点のリードを得た。

 2-0のまま試合を折り返すと、後半12分には右サイドを突破してPAに進入したU-22日本代表のMF松木玖生(3年)が左足を振り抜き3点目。同25分には、藤森からのグラウンダーのクロスをダイレクトで蹴り込んだFW小湊絆(2年)のゴールで、リードを4点に広げた。

 さらに40分には、左サイドのCKから丸山が再びヘディングで決めると、44分には途中出場のMF田中栄勢(3年)が6点目を決めた。

 今大会7得点中6点を後半に奪ってきた高川学園は後半に5バックから4-2-3-1にシステムを変えて反撃を狙ったが、一矢報いることはできず。ここまで話題を集めた”円陣FK”「トルメンタ」の機会も最後まで訪れなかった。

 結局、試合は6-0で終了。青森山田が決勝進出を決めた。

 勝利した青森山田は1月10日、決勝戦で熊本代表の大津と対戦する。決勝は14時05分にキックオフ予定だ。

▽第100回全国高校サッカー選手
第100回全国高校サッカー選手権