高川学園・江本孝監督
1月8日、第100回全国高校サッカー選手権の準決勝、高川学園(山口)対青森山田(青森)の一戦が国立競技場で行われた。試合は前半の3分に青森山田が先制すると、その後もゴールを重ね6-0で高川学園を下し、4大会連続で決勝進出を決めた。
0-6と敗れ決勝進出を逃した高川学園の江本孝監督は試合後「青森山田さんは素晴らしいチームだった。また、高川学園の選手もここまで粘り強く頑張ってくれたと思う」とコメント。
プリンスリーグ中国参入戦で敗れたところから立て直してきたことについて聞かれると「選手権が始まる一週間前に戦って残念な結果になったが、選手たちが(気持ちを)切り替えて選手権に向けて頑張ってくれた。スタッフも素晴らしい準備をしてくれた。私自身は子どもたちが奮起するような言葉をかけることを心掛けていた」と話した。
準決勝を5バックで臨んだことについては「青森山田さんはサイドからの攻撃にパワーがあり、クロスからの攻撃はレベルが高いということと、中央もレベルが高い中で失点を防ぐためだったが、立ち上がりで失点してしまいリズムが作れなかった」と説明。
4強入りを果たしたことについては「高川学園サッカー部の部署活動というものを中心に一人ひとりが判断して物事を考えていくということに取り組んでいる。それが今回の選手権においてもセットプレーであったり役割の部分で、全員が考えながら戦い方の準備ができ、結果が出たのではと思う」と話し、青森山田のセットプレーの強度に対しては「青森山田さんのセットプレーの脅威は感じていた。そのパワーに屈するような状況になってしまった。押し切られてしまい難しかった」と悔しそうに語った。
▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権