高川学園MF北健志郎
1月8日、第100回全国高校サッカー選手権の準決勝、高川学園(山口)対青森山田(青森)の一戦が国立競技場で行われた。試合は前半の3分に青森山田が先制すると、その後もゴールを重ね6-0で高川学園を下し、4大会連続で決勝進出を決めた。
ここまで全試合でキャプテンマークを巻いた高川学園MF北健志郎は試合後「決勝に進み日本一になりたかった。負けてしまって本当に悔しい」とコメント。
セットプレーの機会がなかなか作れなかった中で感じた青森山田の凄さについては「試合前にいろいろと分析して、自分たちの通用するところもあったが、セットブレーにおいて“絶対に決める!”という気持ちの部分や相手より先に触るという部分で差が出てしまった」と話し悔しさをにじませた。
ベスト4まで勝ち進んだことを聞かれると「大会前に主将の奥野(奨太)がケガをして、チームとしても上手くいかない時期が長く続いた中で選手権が始まった。その中で“絶対に奥野を国立まで連れて行こう”とチームが一つになれた。初戦で勝って勢いに乗れてここまでくることができた」と話し、「準々決勝後に“日本一のキャプテンにする”と話したが、負けてしまって申し訳ないと伝えた。奥野は“ありがとう”と言ってくれた」と続けた。
選手権での快進撃については「大会が始まってからはチームの思いが一つになって、今までできなかったようなこともできて、試合ごとにチームの成長も感じた」と振り返り、応援してくれた人たちへは「決勝まで進めず申し訳ないという気持ち。ここまで多くの人にサポートしてもらったおかげで14年ぶりに準決勝まで進む事ができた」と感謝の気持ちを述べた。
また後輩たちへ向けては「自分たちのサッカーができていれば、もっと得点につながるような攻撃ができたと思う。今日の試合で体感した青森山田の強度を忘れずに日本一になるために、球際だったり点を取る、守るという部分で全員が本気になって戦ってほしいと思う」とメッセージを送った。
▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権