試合を見守る千里の重西敬太監督

 3月6日、令和3年度大阪公立高校プレ大会の決勝がJグリーン堺S1で行われ、千里茨木に後半3ゴールを許し0-3で敗戦。千里は惜しくも準優勝という結果に終わったが、今大会ここまで見事な戦いぶりをみせてくれた。

 ゲーム後、千里の重西敬太監督は「茨木さんは強かったですね。前半相手が速くて強度が高いのでうちが引いてしまって。それでも慣れてきたらボールも繋がってチャンスも作れたので、相手に力を引き出してもらって良いゲームが出来ました。後半は足が止まってしまいましたが、この強度で1試合出来たのが大事かなと思うので。よく頑張ったんですがうちの方がタフさが足りなかったかなと思います。悔しいですが完敗です」と試合を振り返った。

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【マッチレポート】令和3年度大阪公立高校プレ大会 準々決勝 千里 vs 茨木

 試合を通して茨木にゲームを支配される時間が長かったが、重西監督も「前半はキレキレでみていて面白かった」とFW永山が得意のドリブルで対抗するなど見せ場も作った。大会を通して「ほんまに上手くなったなと思います。やっぱりこうやって真剣勝負の試合をやらせてもらって、こんな良いところでやらせてもらえて、凄い貴重な経験をさせてもらえたので、感謝しかないです。最後まで勝ち上がって試合を全て出来たのでよく頑張ってくれたと思います」と選手の成長を実感したとコメント。

 最後に重西監督は「本当にこの大会自体なかった大会で、勇志の先生方が自分たちで企画してくれて、僕らはやらせてもらえたので、学校の業務もある中で抽選や運営もやってもらって、本当にありがたいです」と、この大会を企画・運営した先生方に感謝し、「この大会で生徒もチームも成長できたので、今度はインターハイ予選や選手権予選でいい結果を残せるように頑張りたいと思います。凄くいい大会で思い出いっぱいです」とこの経験を生かして今後の躍進を誓った。

 (文・写真=会田健司)

▽令和3年度大阪公立高校プレ大会
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