日本高校選抜MF藤森颯太
3月10日、「第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会」の本大会第2節が開催され、日本高校選抜は関東選抜Bと対戦した。試合は関東選抜Bが先制するものの日本高校選抜が追い付き、1-1のドローに終わった。
この日のゲームで後半から途中出場し、好機を演出した日本高校選抜MF藤森颯太(青森山田→明治大)は試合後「個人としては仕掛けの部分だったりチャンスメイクの部分、自分の強みのところを積極的に取り組めたとは思うが、目標はゴール。決められるところを決めきれずに終わってしまったという部分で、判断のスピードをもっともっとあげなければいけないと思ったし、サイドをエグってクロスを上げて、戻ってきて左足でシュートを外したシーンがあったが、そこもファーストタッチで中に行けていたらもっと選択肢も広がったと捉えている。いい意味でも悪い意味でも収穫があったと思う」と話した。
抜け出して相手GKの前でボールに触った惜しいシーンもあったが、「試合後に(福田)師王とも話をした。師王だったらあそこでどうしたか聞いたら“迷わずシュートに行ってた”と言っていた。自分は“抜くか、シュートを打つか”で迷ってしまった。そこが点を取る部分での決定的な差だと感じた。師王は「自分なら足でループ気味に行ってた」と言っていた。相手が来ていたのが分かっていたので、横にかわすかループで打つかを迷って、アウトサイドで触って抜こうと思ったが高くなってしまった。あそこで点を決めていたら試合展開も大きく変わっていた。個人的には失敗だったなと思っている」とコメント。
3-6-1のシステムについては「最初は3バックがどうなるか不安で、押し込まれて多く失点してしまうのかなと思う部分もあったが、うまくハマってくれた。チームとしては手応えを感じたかなと思う」と話し、昨日よりは(相手にとって)怖いプレーができていたと思うのではと聞かれると「大学生のスピードやプレッシャーの強度にも慣れてきた。相手との距離を測ってプレーできていた部分はあるのかなと思うが、引き分けという結果は結果。(2戦して)まだ勝ちがないので、勝ちにこだわってやっていきたい」と語った。
▽第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会
第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会