日本高校選抜・仲村浩二監督(中央)
先日、「第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会」の本大会第3節が開催され、日本高校選抜はU-20全日本選抜と対戦。試合はU-20全日本選抜が日本高校選抜を2-0で下した。
日本高校選抜の仲村浩二監督は試合後「U-20全日本選抜の試合を見させてもらったが、4チーム(東海選抜、関東選抜B、U-20全日本選抜、日本高校選抜)の中でもボールを扱えるし、チーム的にも素晴らしい。そんなチームに対し、前日の試合でも感触の良かった3-6-1のシステムを採用した。前半を0-0で抑えることができれば後半にチャンスがあると思っていたが、MF山内日向汰選手やFW安斎颯馬選手など個の力によって少しずつリズムを崩された」とコメント。
グループリーグでいろいろな経験を積むことができた選手たちには「僕らが(日本高校選抜)メンバーを選んだ自信もあるし、選手権の優秀選手ということもあって、メンバーを入れ替えてもきっちりサッカーができる。システムを変えたとしてもそれに対応するし、戦術理解度もある。本当にレベルが高い」と賛辞の言葉を贈った。
日本高校選抜は2年連続でデンソーカップチャレンジサッカーに参戦したが「大学のトップクラスのメンバーと試合ができるのは本当にいい経験。(高校生が相手なので)正直もうちょっと緩いかと思っていたが、まったく緩くなく、逆に“絶対に高校生には負けられない”という思いで来ている。ここを乗り越えてプロを目指すメンバーたちの戦いなんだと改めて知ることができた」と話し、さらに「日本高校選抜のメンバーはほぼ大学に進む選手なので、“こういうところで戦うんだ”という新たな目標にもなったと思う」と続けた。
さらにデンソーカップチャレンジが福島で開催された意義については「デンチャレが福島に来てくれたことは励みになる。大学連盟の思いが心に刺さった。ただ単に大学サッカーをやっているのではなく、いろいろな思いを含めて選手を成長させているし、先日はアナリストの勉強会があって参加させてもらった。これからは分析がより大事になる。大学生を中心にアナリストを育てていこうという新たな試みも知ることができた。今は大学を経由して勉強し、人間的に成長してプロになるのもいいと思う」と語った。
▽第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会
第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会