FC東京U-18奥原崇監督

　3月21日、第31回イギョラ杯国際親善ユースサッカーの決勝が行われ、FC東京U-18(東京)と京都サンガF.C. U-18(京都)が対戦。FC東京U-18が前半に挙げたゴールを守り切り1-0で勝利。見事優勝を果たした。

【フォトギャラリー】FC東京U-18 vs 京都サンガF.C. U-18

　前回大会に続きイギョラ杯連覇を達成したFC東京U-18の奥原崇監督は試合後「チームはまだメンバーを固めたわけではなくて、いろいろな選手を使いながらチームの底上げができたらというところで、今日は西が丘で、お客さんがいる中で試合をできたことが、彼らにとって今後につながっていく一番の要素になったかなと思う」とコメント。

　先制ゴールについては「アシストのMF伊藤(ロミオ)のキックとFW熊田(直紀)のヘディングシュートはふたりとも特徴。それがうまく一致した。あまり練習では見たことがないけれど(笑)。流れが悪い中で　点を取って、変な緩みにならなければなと思って見ていた。ただ時間帯的にはいい1点だったと思う」と話した。

　決勝ゴールを決めたFW熊田直紀について聞かれると「この大会自体1試合ずつ、グラウンドで表現できるプレーや周りを巻き込んでなど、彼に足りなかったものが生まれはじめた。そういう意味では彼にとってすごく意味のある充実した大会になっのかなと思う」と成長を感じていた。

　また大会MVPに輝いたDF土肥幹太については「将来、どのポジションでやるのかも含めて、今はやれることをどれだけ増やしてあげられるかを考えている。トップチームとの関係も含めて、いろいろなポジションで可能性を持たせたいと考えている」と話した。

　およそ2週間後にはプレミアリーグEASTの開幕を迎えるがリーグ戦に向けては「今シーズンは監督となり、昨年とは違う立場で開幕を迎えるが、自分自身も選手たちも昨シーズンは悔しい思いを大きく感じていた。今シーズンは結果も内容も相手を上回れるよう、日常のトレーニングから選手たち自身が向き合ってやっている。小平でやってきていることが少しずつ実を結びはじめたかなと思っている」と語った。