U-17日本高校選抜の主将として奮闘した新谷陸斗(写真=多田哲平)
3月18日から4日間に渡って開催された第4回 J-VILLAGE CUP U18はU-17日本高校選抜の優勝で幕を閉じた。このチャンピオンチームで大きな存在感を放っていたのがDF新谷陸斗(東山)だ。
キャプテンとしてチームをまとめ、またディフェンスリーダーとして最終ラインを引き締めたこのCBがいなければ、大会制覇は成し遂げられなかったと言っても決して過言ではないだろう。
チームが喫した失点は、初戦の川崎フロンターレU-18(神奈川)戦の2点のみで、2戦目からの3試合はすべて完封勝利。3試合目のU-17日本代表との大一番も、押し込まれながらも見事に耐え抜き2-0で”ライバル”を下した。優勝を懸けた履正社(大阪)との順位決定戦でも、組織的なブロックは最後まで崩れなかった。
新谷は「失点は初戦の2点だけというところで、試合を通して成長できていたかなと。個人技を活かして、試合を重ねるごとに良くなっていったかなと思います」と大会を振り返る。
全国各地の強豪校から選りすぐりのメンバーが集まり、試合を通して成長し、優勝まで辿り着いた今大会は、言わずもがな新谷にとって貴重な経験だった。
「自チームはここのところあまり勝てていなかったんですけど、そこを変えていくためにこの経験を活かしたいです。日本一の目標を掲げているので、それに向けて練習を上げていきたいです」
今後の抱負を語る新谷は、貴重な経験をチームに還元しつつ、その統率力を活かして今度は東山にタイトルをもたらせられるか。リーダーシップ溢れるCBのさらなる活躍に期待がかかる。
(文・写真=多田哲平)
【新谷陸斗プロフィール】
所属チーム/東山
学年/2年
身長/174cm
体重/68kg
ポジション/DF
生年月日/2004年8月20日
中学時所属チーム/セレッソ大阪U-15
代表歴/2021年 U-17日本高校選抜
▽第4回 J-VILLAGE CUP U18
第4回 J-VILLAGE CUP U18