オーストラリア戦では出番がなかった久保も先発か(写真=多田哲平)
日本代表の森保一監督が3月28日、ベトナム戦に向けた前日会見に臨んだ。
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24日に行われた前節のオーストラリア戦ですでにワールドカップ出場を決めている状況とあって、注目されるのは選手起用だ。これまで出場機会の少なかった選手たちに、アピールのため、そして国際経験を積ませるため、出番を与えるのかが注目されている。
これについて森保監督は「明日は直近のオーストラリア戦からメンバーを入れ替えて戦いたい」と明言。
「すでに昨日の練習のなかでトレーニングは積んできています。最終的には昨日のトレーニング通りになるかはわかりませんが、大幅にメンバーを変えて戦いたいと思います。その意図は、我々はこれまで、怪我人が出たり色々なアクシデントがあるなか総力戦で戦ってきたということ、そして総合力を示しながらワールドカップの出場権を掴み取ってきたということ、そのチームとしての力を示せるように戦いたいなと思います」と語った。
オーストラリア戦で途中出場だった上田綺世(鹿島アントラーズ/鹿島学園出身)や三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ/川崎フロンターレU-18出身)ら、またベンチ入りしながら出番のなかった久保建英(RCDマジョルカ/FC東京U-18出身)、旗手怜央(セルティック/静岡学園出身)などが先発メンバーに名を連ねそうだ。
もちろんチームとして新たなオプションを発見するためという狙いもある。
指揮官は「戦術的なコンセプトのベースは変わりはないですが、出ている選手が違えばやはり特長が変わってくる。その選手の特徴を生かすことで戦い方も多少違ってくるのもあると思います。また明日のベトナムはこれまでのスカウティング通りでいけば3バックで来る。直近のオーストラリアとは違うシステムでプレーしてくるので、そこは我々もベースを持ちながらも色々な対応力を持って、違うオプションも見せないといけないと思います」と意気込んだ。