京都サンガF.C. U-18MF平賀大空
第12回PUMA CUP U-17 in SAKAIの京都サンガF.C. U-18(京都)と立正大淞南(島根)で行われた決勝戦は京都U-18が激闘を制し、見事に優勝を果たした。
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その京都U-18でキャプテンマークを巻き、大会を通してチームを牽引したのがMF平賀大空(ひらが そら)だ。その平賀は決勝戦で「(京都U-18の)SBが足の速い選手なので自分が中に入って2対1を作ったり、自分がサイドに張って1対1を仕掛けたり」と左サイドから再三の仕掛けをみせチャンスを作った。そしてプレーが途切れた際には必ず周囲に声を掛けチームを鼓舞。
「グループリーグでやってそこでは勝てていたんですが、相手もリベンジの気持ちがあるので絶対に難しい試合になるとわかっていました。立正大淞南は前から来るイメージで、決勝という事でより勢いよく来ると思っていたので、それでも自分たちのサッカーをしようと試合に入りました。その中で、自分が雰囲気を作り出すという事を意識してやっていて、みんなも優勝したい気持ちが出て良い雰囲気で出来たと思います」とチーム一丸となって戦えたと試合を振り返る。
前半は押し気味に試合を進めた中でゴールを奪えなかったが、「危険なシーンも作られなかったのは収穫」と無失点で前半を終えたことに手応えを掴んだ。そこにはグループリーグ初戦で関大北陽に3-4で敗れた反省があった。「(準優勝だった)イギョラ杯でチームの雰囲気も凄くよくて、逆に自信を持ち過ぎてぬるく入ってしまったので、ある意味負けて良かった」とその敗戦を教訓に持ち直し、見事に優勝という結果を手にした。
今年はプリンス関西での戦いになるが、「プレミアよりレベルが少し落ちるかもしれないですが、プリンスでも難しい試合が多くなると思うので、サンガユースとして1年でプレミアに帰りたい」と意気込む。
「去年、一昨年のチームに比べて、学年間の壁もなく仲が良くて、"3学年合わせてみんなでやろう!"というチーム」と今年のチームは一体感が特徴。高体連のチームとの戦いになるが、「Jユースと違って自分たちのスタイルを壊しに来ると思うので、球際だったりでもそれを跳ね返す力強さ。その上で技術でも圧倒出来れば」と開幕を見据えた。
最後に平賀は「チームとしてはプリンス優勝、プレミア昇格。クラブユースも日本一。個人的には今年はトップチーム昇格が目標なので、高3の内にトップチームでデビュー出来るようにしたい」とチームと個人の目標を語った。イギョラ杯とPUMA CUPで手応えを掴んだ京都サンガF.C. U-18は4月3日に報徳学園とのプリンス開幕戦を迎える。
(文・写真=会田健司)
【平賀大空プロフィール】
所属チーム/京都サンガF.C. U-18
学年/新3年
身長/173cm
体重/70kg
生年月日/2005年3月2日
ポジション/MF.FW
中学時所属チーム/神戸FCジュニアユース
▽第12回PUMA CUP U-17 in SAKAI
第12回PUMA CUP U-17 in SAKAI