前橋育英FW高足善

　前橋育英(群馬)の10番を新たに背負うのが、FWの高足善だ。

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　身長158センチの小柄なストライカーは、抜群の機動力が持ち味。鋭い嗅覚と巧みなポジショニングで敵陣のスペースを突くと、鮮やかなフィニッシュワークでゴールを陥れる。

　高足は東京都の強豪であるFC杉野ジュニアユースから群馬の名門に入学すると、メキメキと頭角を現した。そして、その名が全国区に一躍広まったのは、2年次に開催された第100回全国高校サッカー選手権だった。

　2回戦の三重(三重)戦で60分からピッチに立ち1ゴールを挙げると、3回戦の鹿島学園(茨城)戦ではエースの守屋練太郎の負傷を受けて前半アディショナルタイムに出場し、後半に2ゴールを挙げて勝利の立役者に。チームの8強進出に尽力した。

　最高学年となった今年度、4月10日のプレミアリーグEAST第2節・市立船橋(千葉)戦では、73分にこぼれ球にいち早く反応してゴール。今年度初の公式戦で5-1の快勝に貢献し、幸先の良いスタートを切っている。

　今年念願のプレミアリーグ昇格を果たした前橋育英をさらなる高みに導くか。エースナンバーを背負う小兵アタッカーの活躍に期待がかかる。