武南・内野慎一郎監督

 4月30日、令和4年関東高校サッカー大会埼玉予選の決勝、正智深谷武南の一戦が行われた。試合は延長戦の末、正智深谷が1-0で武南を下し、優勝を果たした。

【フォトギャラリー】正智深谷 vs 武南

 この日のゲームで惜しくも敗れ、準優勝に終わった武南の内野慎一郎監督は試合を振り返り「去年から試合を経験させてもらっている人間がいる中で、正直このクオリティかと。それは選手たちにも話をした。どこかに『自分たちはできる』というなんの根拠もない安心感の中でゲームが作れているという妄想を打ち砕かないと、もう1つ上のレベルに行けないなということを痛感したゲームだった」とコメント。

 MF松原史季については「全然うまく行っていない。こういうきっかけで成長して行ってくれればいいなとは思う。高校生なので、その辺りの不安定さがあるというのは否めない。にせよ、それをゲームの中でどう解決していくのかということを、頑張りだけではなくて頭の中で理解していくということをやっていかないと、上では勝てないと思う」と話した。

 試合の反省点については「もっと力をかけなければいけないところで、後ろに重きを置いてしまった。シンプルにドーンと前に入れてくる。それに対して付き合って一生懸命走らないといけないという状況を何回も作られる。これは相手の作戦勝ちというか。課題ってなかなか修正できないのかなと感じた。解決策が自分たちで見つけられなかったことについては残念だった。もうちょっと工夫できるかなと思っていた」と口にした。

▽令和4年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和4年関東高校サッカー大会埼玉予選