暁星国際を率いる内藤雅也監督(写真=多田哲平)
令和4年度関東高校サッカー大会千葉予選で4強へ名乗りを上げたのが暁星国際だ。準々決勝では東京学館との一戦を制し、準決勝へと駒を進めた。
1回戦の八千代松陰戦は4-0、2回戦の白井戦は5-1、そして準々決勝の東京学館戦は2-1。チームを率いる内藤雅也監督はここまでの戦いを振り返る。
「ずっと厳しいですね。1回戦で八千代松陰とやって、2回戦で白井とやって、今日は東京学館……しんどいですね。楽な試合はないです」
東京学館との一戦は、まさに接戦だった。
2分にカウンターからFW浅野哲(3年)のゴールで先制し、40分には再びカウンターからFW劉炫緯(3年)の追加点でリードを2点に広げたものの、多くの時間で押し込まれ、守勢にまわっていた。
東京学館にロングスローやCKから何度もチャンスを作られたが、それでもDF5宮武遼(3年)とDF4平林拓(3年)のCBコンビを中心とした守備陣が相手の猛攻をはね返し続けたのがひとつの勝因だ。後半6分にCKで1点を許してからは追加点を許さず、最少失点に押さえ込んでみせた。
「白井も東京学館も縦に速く、自陣(暁星国際側)でのプレーが長かった。ボールを持たれている感覚はないけど、自陣で押し込まれている時間は集中を切らすことができないから、その圧はありましたね。
お互いにボールを運んでいって、どこかで取られるという展開になれば見ているほうも疲れないけど、ボーンとロングボールを蹴られると、DFラインがクリアミス1本やってしまったら失点してしまう。それに向こうはそういうのを狙ってきていましたからね。疲れました」
▽令和4年度関東高校サッカー大会千葉予選
令和4年度関東高校サッカー大会千葉予選