ゴールを決めて喜ぶ相生学院20番MF渡辺悠也(写真=会田健司)

 相生学院は上船利徳総監督の他にアーセナルでゴールキーパーコーチを務めていたジェリー・ペイトン監督や、清水エスパルスなどで監督を務めたゼムノビッチ・ズドラブコ氏がコーチとしてベンチ入り。

 渡辺は「去年は滝川第二に負けて準優勝で終わったので、今年はみんなで兵庫で優勝して全国も獲るのを目標にしています。みんな練習から意識も高く、一つ一つの練習で試合を意識してやっているので、それが今日の結果に繋がったと思います」と、質の高い練習が出来ていると話す。

 上船総監督が「最初は苦労したんですが、1年生で凄いのが入ってきたのでその穴を埋めてくれて、昨年以上に速いペースでチームが仕上がってきている」と言うように、この試合でも10番を背負うMF河本大雅を含む3人の1年生がスターティングメンバーに名を連ね、ベンチにも6人の1年生が入るなど、1年生がチーム力を押し上げている。

 渡辺は「この相生学院からプロになる」と当たり前のようにプロを目指す。

 前回大会王者を破っても次戦の相手はまたしても強敵の神戸星城。全国への道のりは険しいが、1年生の活躍がチームを押し上げる相生学院はこの大会でより成長する。

(文・写真=会田健司)

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
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