70分間戦い抜いた三田学園と東播工イレブン(写真=会田健司)
試合終了間際にはセカンドボールを拾い分厚い攻撃を展開すると、最後は新村のスルーパスで14番MF中山湧太が抜け出しシュート。シュートはGKにセーブされゴールは奪えなかったが、"自分たちでもゴールを決めることも出来るんだ"と実感できる決定機だった。
「ずっと細かくパスを繋いでサッカーをやってきたので、それは局面局面でみせれたのかなと思います。もうちょっと上手かったら、もうちょっと馴れがあれば」と園家監督も手応えを感じたシーンだった。
格上のチームに挑戦し、そのレベルを体感する。そこで課題を見つけ、手応えや自信を掴む。これがトーナメントの良さの一つだろう。東播工イレブンはこの試合を糧に選手権までさらに成長を続ける。
(文・写真=会田健司)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
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